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便秘に効くマッサージはのの字マッサージ?
色んななサイトで便秘にはマッサージが効果的と言われていますよね。
これは本当なのでしょうか?
今回はマッサージの便秘に対する効果について医学的に検証しつつ、具体的にどんなマッサージが便秘には効果的なのかについて一緒に考えていきましょう。
マッサージは本当に便秘に効果的なのか?
そもそもの前提として、マッサージの効果を科学的に考えることはとても難しいと言えます。(人間がマッサージをする以上は。)
人間が患者さん一人一人に(もしくは自分自身に)毎回全く同じマッサージをすることは困難であるからです。
厳密な評価はなかなか難しいものがありますが、それでも明らかにマッサージに効果があるのであればデータになって出てくるはずですよね。
この前提を踏まえた上で、結論から行きましょう!!
慢性便秘症診療ガイドラインを開いてみます。
ガイドラインとは医者向けの教科書のようなものです。
2017年に日本で初めて便秘症のガイドラインができたのでしたね。
こう書いてあります。
適切な食事や運動、腹壁マッサージは慢性便秘症の症状改善に有効であり、行うことを提案する。
ただ、推奨の強さは2、エビデンスレベルはCです。
これはどんなくらいのもんかと言うと
まあやってもいいんじゃない?別にお金もかかんないし。
というレベルや。
僕としてはもっと抜群の効果があると言いたいところですが、
うーむ
厳しいですね。
それではどうしてこのような評価になったのか?
元になった論文を見てみたいと思います。
Effects of abdominal massage in management of constipation-A randomized controlled trial
スウェーデンで2009年に発表された論文です。
この論文によると
スウェーデンの31〜76歳の人のうち
女性の20%、男性の8%は便秘に悩んでいるようです。
便秘は全世界共通なんですねえ。
おもしろい。
2005年1月〜2007年3月までに便秘で悩んでいる患者さん60人を対象にした研究のようです。
この研究が始まる前に2人離脱していて、
女性50人
男性8人を対象にしています。
平均年齢は63歳。
なんか女性に偏っているような・・・
まあこれは仕方いないですかねえ。
この年齢なら女性の方が圧倒的に便秘の方が多いので。
患者さんはみんな毎日もしくは頓服で下剤を飲んでいたみたいですね。
認知症の患者さん
精神疾患のある患者さん
お腹のヘルニアがある人(脱腸のことですね)
大腸ガンの患者さん
最近お腹の手術をした患者さん
これらの人たちは研究から外れています。
60人を半分にわけ、片方はマッサージを行い、もう片方はマッサージをせずに今まで通り下剤を飲んでもらいます。マッサージを行う方は、効果が出てきたら下剤を減らしてもらうよう患者さんに伝えてあります。
この時点でちょっと無理があります。
なぜなら
便秘の原因を全く考慮していない!!
からです。
お腹に原因があるのか、お尻に問題があるのか、はたまた全身の病気なのか(認知症や精神疾患以外にもいろんな病気が便秘を引き起こします。)
これらを考慮せず、便秘患者さんをひとまとめにしちゃっているみたいです。
便秘には色んな原因がありましたよね?
どんなマッサージをしたのか気になりますよね?
マッサージは自分でやるのではなくて、看護師さんがやってくれたみたいです。
週に5日、月曜日から金曜日まで
これを8週間続けたと書いてあります。
クラシック音楽をかけながら、患者さんがくつろげる場所で、ベッドの上で仰向けに寝て行ったそうです。
クラッシック音楽も効果がありそうですよね。
僕ならオルゴールにして欲しいかなあ。
マッサージは1回あたり15分なのですが
その内容がおもしろい。
手が8分、そのあとお腹が7分
お腹だけ15分やないんかい!!
いや、しかも手の方が長いんかいな!!
優しく優しく、程よい指圧で縦、横、「の」の字でお腹全体のマッサージを行ったみたいです。
プログラムは全部で8週間ですが、
マッサージを始める前
4週間経ってから
8週間経ってから
全部で3回評価したみたいです。
結果はどうだったか?
まずはじめに30人ずつ振り分けたのですが、そこに少し問題があったみたいです。
でもそれはなんとか統計解析方法を工夫してちゃんと結果を得ることができたみたいですね。
マッサージは胃腸症状を和らげてくれました。
便秘症状やお腹の痛みも和らげてくれました。
腸の動きも活発になったみたいです。
ただ、下剤の量を減らすことはできなかったみたいですね。
マッサージは下剤の代わりにはなれませんが、下剤の働きを補ってくれるもの
と結論付けています。
下剤の量を減らせるほどの効果はなかったということです。
でもこの研究は8週間と短めなのでもっと長くやっていれば効果が出たかもしれません。
ちなみに4週間の時点では全然いい結果が得られておらず、8週間で上に書いたような結果を得られているので、8週間で終わりにしたのは少しもったいないような気もします。
それにしても毎日マッサージを15分もやってくれるなんて幸せですよねえ。
しかし、やっぱり便秘の患者さんをひとまとめにしてしまっているところに問題がありそうです。
お尻の問題で便が出にくい人にマッサージをいくらやってもあまり効果はないでしょうし、逆に腸があまり動いていない人にマッサージをしたら効果的なのは間違いないでしょう。
なので腸があまり動いていない人に絞って研究するともっと良いデータが得られたかもしれませんね。
(本当のことを言うと腸があまり動いていない人の定義も難しいのですが。)
それにしてもやっぱり便秘の研究は難しいなあ。
便秘が定義されてもやっぱり自覚症状の部分が大きいので、正確にデータを取ることも難しいんやと思います。
・マッサージはなにかしらお腹の症状を改善してくれます。
・でもすぐに効果が出るものではなくて、ある程度長い期間続けることで効果が出ます。
・下剤を減らせるかどうかはこの研究だけではなんとも言えませんが、長く続けると減らせる可能性がありそうです。
もちろん自分でやれる人は自分でやってください。
僕の便秘解消のためのマッサージに対する考え
僕はマッサージはすごく重要と思っているのでお勧めします。
自分の体と向き合う時間を意図的に作るというのは大事ですしね。
やり方さえ間違わなければ効果はあります。
なぜそう思うのか
大腸カメラをやっていると面白いことがわかります。
大腸カメラの先端がある場所の上のお腹をぽんぽん指で叩くと腸に直接振動が伝わります。
腹筋の力が抜けていると、それがもろに伝わるので、モニター画面がぽにょぽにょと揺れます。
つまり、大腸は触れます。(間接的にですが)
あと、大腸の形がグニョグニョとねじれている方で、どうしても大腸カメラが奥まで入りそうにない時も、一箇所手で抑えるだけですっと奥まで入ったりします。
そうです。大腸というのはすごく物理的なものなんですよ。
手で触るだけである程度コントロールすることが可能なんです。
なので、マッサージの効果がないわけがないと僕は思います。
しかも10分も15分も毎日やっていたら必ず変化が出てくると思います。(ただ、お尻の病気で便が出せない人にはあまり効果がないかもしれません。)
ちなみに大腸でも場所によっては触れないところがあるので、そこはマッサージできません。
信じられない方は一度大腸カメラを受けてみてください。
面白いほど力が大腸に伝わるのがわかると思います。
便秘でお悩みのみなさん、マッサージやりましょう!!< ということでここからはどんなマッサージをするのが効果的かという話をしたいと思います。 僕がお勧めするのは、水上健先生が推奨されている「腸揺らしマッサージ」です。 その前に、腹部大動脈瘤やお腹のガンはやめたほうが良いです。皮膚の病気などの方はかかりつけの医師と相談してから行うようにしてください。 まず立っておこなう上体ヒネリと寝て行うマッサージの2パターンあることを覚えてください。 いつ行うか? 朝起きてすぐと寝る前が良いです。 実際に僕は患者さんにもこのように指導させていただいています。 寝る前は立って上体ひねりを行ってから寝てマッサージを行い、 朝起きた時は寝ながらマッサージをして、そのあと立って上体ヒネリを行うのが自然な形で良いと考えます。 時間としては、朝と夜5分ずつ行えば十分だと思います。 個人的な意見としては、朝は忙しいので5分が限界かと思いますが、夜は10分とか15分やってもいいのかなと思います。 やってみるとわかりますが、ヨガのような効果もあるので、リラックスして無心で行うと精神的にも良いと思います。 アロマオイルなどお好きな方は使用したらなお良いのではないでしょうか? ①上体ひねり 大腸の脾湾曲という場所は大腸を手で触ることができない場所です。 なぜなら左の肋骨の下に隠れているからです。 なので上体を左右に繰り返しひねることで刺激を与えることができます。 ちなみにあんまり無理してひねる必要はありません。 特にご高齢の方は腰を痛めたり、骨折したりすることもあるので無理のない範囲で行いましょう。 ②腸揺らしマッサージ とにかく腹筋の力を抜きましょう。 さっきもお伝えしましたように、腹筋の力が入っていると腸にダイレクトに刺激が伝わりません。 膝を曲げて、お腹の力をなるべく抜いて行いましょう。 場所としては左下腹部と下腹部の真ん中の二箇所です。 ここは僕としては左下腹部と下腹部の真ん中(医学的には正中と言います)を分ける意味はあまりないと考えますが、分けて行っても良いと思います。 右側が出てこないやないか? と言われるかもしれませんが、 右側の大腸の中はまだ水分が多いのであまりマッサージしても効果が出ないのです。 左側の大腸に進んで行くにつれてだんだんと便が固形になっていくんですね。 なので「の」の字マッサージとか実はあんまりお勧めできません。 (たまにS状結腸が右側までいっている方がいらっしゃるので全く意味がないとは言いませんが。) 方法としては両手で大腸をはさみ込む感じで右と左をトントンと交互に揺らします。 上に行ったり下に行ったり、ここはとにかく大腸を揺らすことができればOKです。 なので深く考える必要はありません。 左手と右手を交互にトントン揺らせばOKです。 ちなみに腸を揺らすだけでなくて揉みほぐすようにマッサージをしたいと思われる方もいらっしゃると思います。 エステなどではそのようにやりますよね? これも個人的にはOKと思います。 これでも刺激は入るので、トントンマッサージと合わせて行ってもらえればいいと思います。 ポイントは力を抜いて何も考えない。 これに尽きると思います。 以上、マッサージは便秘に本当に効果がある?でした。 もっと詳しく知りたい方は水上先生の著書を参考にしてくださいね。 便秘に効くマッサージはのの字マッサージ?