ちょ〜使いやすい腹痛を和らげてくれる便秘薬リンゼス
こんにちは、べんぴ先生です。
今日はリンゼスという便秘薬を簡単に紹介したいと思います。
お付き合いください。
リンゼスってどんな薬?
リンゼスはもともと便秘型過敏性腸症候群(IBS)に使われていた薬ですが、2018年に慢性便秘症にも使うことができるようになりました。
ちなみに便秘型過敏性腸症候群と慢性便秘症の一番の違いは
お腹の痛みがあるかどうか
です。
IBSと便秘症の違いは腹痛があるかどうかやで。
IBSはお腹の痛みがあるというのが前提です。
今回はズバリ一言で言いましょう。
リンゼスは
ちょ〜使いやすい腹痛を和らげてくれる便秘薬
これでOKです。
アミティーザはどんなふうに作用する?
ちなみにどうやって作用するかというと
アミティーザそっくりです。
アミティーザとリンゼスはクロライドチャネルアクチベーターという薬に分類されるんですね。
小腸の上皮細胞というところに働きかけて塩化物イオンというのを腸の中に放出します。
そうするとナトリウムイオンというのも一緒に移動して、それにつられて水も腸の中に出て行きます。
そうすれば便が柔らかくなるっちゅう仕組みです。
リンゼスは小腸に働きかけて便を柔らかくしてくれる薬やで。
ちなみにアミティーザとは若干違う場所に作用するんですが、そのおかげで特典がついてきます。
その特典とは・・・
痛みを感じる腸の神経を押さえ込んでくれるのです!!
なのでまず先に便秘型IBSに使われ始めたのです。
リンゼスは腹痛を抑えてくれる作用があるんやで。
リンゼスは腹痛を和らげてくれつつ便を柔らかくする薬
これでいいです。
リンゼスは使いやすい
実はリンゼスは飲み合わせがめちゃくちゃいいんですよ。
しかも腎臓とか肝臓が悪くても使えるときた。
副作用は下痢くらい。しかもこれって効きすぎている可能性もある。
・飲み合わせをほぼ気にしなくて良い
・腎臓や肝臓が悪くても使いやすい
・主な副作用は下痢くらい
そうですね。便秘にはまずリンゼスを使う。
それでもいいかもしれませんね。
ただ、やっぱり酸化マグネシウムはダントツで安いんですよね。
お金も大事と。
アミティーザも良い薬ですが、若い女性は飲みにくい。(ただ、小腸を守る働きがありそうなので捨てがたい。)
グーフィスもいい薬ですが飲み合わせが難しい。
となるとモビコールかリンゼスがこれからどんどん増えてくるかなあ
という気がします。
リンゼス=ちょ〜使いやすい腹痛を和らげてくれる便秘薬
あ、忘れてました。
リンゼスは1日1回飲むだけでいいです。
1回2錠ですが、効きすぎて下痢になる時は1日1錠に減らせます。
アミティーザは1日2回と考えるとますますいいですね。
こういう薬は毎日飲むので、1日1回なのか2回なのかっていうのはすごく大きいことなんです。
1日1回でいいなんて・・・やっぱり良い奴。
リンゼスの欠点は下痢
というのも、リンゼスを内服してから食事を開始するまでの時間が短ければ短いほど下痢の副作用が出やすいのです。
逆に言うと効果が弱そうなら食事の直前に飲めばええんやで。
リンゼスを1錠にして朝食まで30分以上あけて内服しても下痢が治らなければどうするか?
リンゼス1錠を食事の30分以上前に内服しても下痢になるなら
リンゼスとは縁がなかったんやで。
リンゼスのまとめ
最後に。
リンゼスはグアニル酸シクラーゼC受容体というものを刺激するのですが、実はこれを刺激することで大腸ガンを予防する可能性があると言われています。
現時点ではっきりと言うことはできませんので、今後の研究に期待したいですね。
今日は以上です。
リンゼスについてより詳しく知りたい方はリンゼスの添付文書
を参考にしてくださいね。
お疲れ様でした。