べんぴ先生のブログ

お腹が張る原因はまさかの○○だった!?

お腹が張る原因はまさかの○○だった!?

皆さんこんにちは。

今日は面白い文献があったのでご紹介したいと思います。

 

ブログで何度かお腹の張りについては解説してきました。

そしてお腹の張りの原因を突き止めること、そして治療することは共に一筋縄ではいかないということをお伝えしてきました。

もちろん簡単に諦めるのではなく、やるべきことがたくさんあるということも解説してきました。

お腹の張りの原因や治療については以下の記事を参考にしていただけると幸いです。

そしてSIBO(シーボ)という病態も注目されているんでしたね。

ガンコちゃん

小腸の中の細菌が異常に増えて、お腹の張りとか不調が出てしまうやつですよね?

べんぴ先生

よく覚えてるやん。

 

今回は今まで注目されていなかった、食事中に含まれるある成分がお腹の張りの原因になっているのではないか?

という話になります。

お腹の張りの原因となる成分は?

ガンコちゃん

答えは何なんですか?早く言ってください!

べんぴ先生

もう少し焦らさせて欲しいなあ。答えは「塩」や!

ガンコちゃん

塩ですか!?日本人の大好きなものじゃないですか。

べんぴ先生

その通りや。塩はもちろん体にとって大切なものやけど、取りすぎると高血圧になってしまったりお腹の張りがひどくなってしまう可能性が指摘されているんや。

ガンコちゃん

ひょえー

塩がお腹の張りの原因になっている可能性があるんやで!

ちなみに今回の元ネタの論文はこれです。

Effects of the DASH Diet and Sodium Intake on Bloating: Results From the DASH-Sodium Trial.

ガンコちゃん

また難しそうな英語ですねえ。

べんぴ先生

別に読む必要はないよ。一応ソースを明らかにしてるだけやから。

まず背景として理解して頂きたいのは、お腹の張りに悩んでいるのは日本人だけではないということです。

参加者400人近くのうち、始めの時点で36.7%の人がお腹の張りで悩んでいるとのことでした。

少し多すぎる印象もありますが、日本人だとどうでしょうか?

もう少し少ない印象がありますが、まあこんなものとしておきましょう。

 

参加者をまずは繊維成分が多く含まれるDASH食というものを食べる群と繊維成分の少ない欧米食を食べる群に分けます。

そして2つのグループに分けられた人たちが

塩分が少ない、中くらい、多いの3つの食事を1ヶ月間ランダムに割り付けられて食べるわけです。

この「ランダムに」というのは因果関係を証明する上で大事なことなんですが、塩分の多さはいくらランダムに行っても味でわかってしまうのが難しいところかなあ、と僕は思います。

 

そして結果としては

高繊維食も高塩分食もお腹の張りを強めるリスクがあるということでした。

ちなみに高繊維食は1.4倍程度お腹の張りのリスクを高め、高塩分食は1.3倍程度お腹の張りのリスクを高めたという結論です。

 

結論

食物繊維の多すぎる食事も塩分の多い食事も、お腹の張りを悪化させてしまう可能性がある!

お腹の張りを治すには食事が大事

いつも申し上げてますように、お腹の張りを治すことは簡単なことではありません。

ただ、軽減することはほとんどの場合可能です。

その際大事になってくることは規則正しい食事をするということです。

良質な食事・運動・睡眠のどれが欠けてもお腹の張りは改善しません。

特に食事は大事と言わざるをえません。

 

今回のデータも合わせて考えると試してみる食事療法としては以下のものがありそうです。

食事療法

低FODMAP療法

乳製品を控える

小麦を控える

減塩食

他にもいろんな食事療法があるとは思いますが、一つだけはっきりしていることは

「食事療法はやってみないと効果があるかどうかはわからない」

ということです。

やってみて効果があれば除去した食事が原因の可能性が高いですし、逆も然りというわけです。

 

今回の減塩ということに関しては、そもそもが体に良い食事なので試してみる価値はあると言えそうです。

 

今日は以上です。

お疲れ様でした。

 

ABOUT ME
大北 宗由
大北 宗由
現役の消化器内科医師です。現在愛知国際病院で勤務しております。 便秘・下痢に関する正しい知識を広めるために日々ブログを書いています。 日本消化器病学会専門医・日本総合内科専門医・日本消化器内視鏡学会専門医